ゲトラグ社製マニュアルトランスミッション不調考察



ALPINA B3S E46 のNVHで悩みが大きかった部分であった、「シフトノブ下からウワンウワン音 コトコト混じり」はマニュアルトランスミッションの交換で改善された。マニュアルトランスミッションがどうダメだったのかを今後のために記録する。(写真は不調だったゲトラグミッション226)

「シフトノブ下からウワンウワン音 コトコト混じり」は完全に解決していない

このNVHの原因箇所は複数あることがほぼ判明している。これまでの経過を整理する。

シフトノブ下あたり アームレスト下あたり
コトコト うねり コトコト うねり
A.納車 なし なし 発生
B.駆動系 発生 発生 発生 発生
C.ミッション交換 発生 発生 なし(改善) なし(改善)

「B.駆動系」を総走行距離140,770キロで行ったときに、クラッチとフライホイールを交換している。この後に、コトコト音とうねり音(ものがキレイに回っていないようなウワンウワン音)を強く感じるようになった。

ALPINA B3 S 3.4 ( E46 ) 駆動系

「C.ミッション交換」は、総走行距離143,548キロで文字通りマニュアルトランスミッションを交換している。これによって、コトコト音とうねり音は減少したが・・・。

ALPINA B3 S 3.4 ( E46 ) マニュアルトランスミッション交換

「シフトノブ下あたり」と「アームレスト下あたり」

自分で運転していてNVHを感じても、「シフトノブ下あたり」と「アームレスト下あたり」を分けて発生源を特定するのは難しい。少なくとも、ウワンウワン音 コトコト混じりが複合したものとは考えていなかった。これがわりと明確になったのは、「C.ミッション交換」を行ったあとだ。「B.駆動系」から「C.ミッション交換」を行うまでの間に2,778キロの走行があるが、この距離で大きな変化があるとは考えにくいというのは、ディーラーSさんもセカンドオピニオンYさんも同じだ。「C.ミッション交換」を行って、ウワンウワン音 コトコト混じりが大幅に改善されかなり静かになった。これも、ディーラーSさんもセカンドオピニオンYさんも同じ捉え方だ。今まで一括りにしていたが、「シフトノブ下あたり」と「アームレスト下あたり」と分ける表現になってしまうが、「シフトノブ下あたり」だけにNVHが感じられる状況になった。

ゲトラグ社製マニュアルトランスミッションはどうだったのか

ウワンウワン音 コトコト混じりはそれぞれ原因がわかった。ウワンウワン音はアウトプットのフランジ部分を回すと、ザラザラというかジャリジャリみたいな感触が手にある。この感触が、回転することによってうねり音(ウワンウワン音)になるのだそうだ。また、上の写真スプライン部分先端を指で持って上下するとガタガタする。これが、コトコト音になる。同じゲトラグ社製トランスミッションのE46 M3も早ければ、5万キロぐらいで同じ状態になるのも珍しくないという。ただ、E46 M3の場合は排気音や高回転で運転する人が多いので気がつかないという。これが、今まで一括りにしていた「シフトノブ下あたり」から分けて別にした「アームレスト下あたり」のNVHの原因だ。ただ、これについては自分がNVHに敏感すぎるせいかもしれない。一方で、新車であればしてはいけない音・振動(NVH)だと考える。

残るシフトノブ下あたりのコトコト音とうねり音の原因は?

シフトノブ下あたり アームレスト下あたり
コトコト うねり コトコト うねり
A.納車 なし なし 発生
B.駆動系 発生 発生 発生 発生
C.ミッション交換 発生 発生 なし(改善) なし(改善)

トランスミッションを交換したYさんのメカニックマンは、フライホイールのパイロットベアリングがちょっと気になると話していた。しかし、「B.駆動系」のときに「11211720310 パイロットベアリング」を交換していることをメカニックマンも知っているので普通なら考えにくいとも話していた。仮説として、ALPINA B3S E46はシフトノブ下からのコトコト音とうねり音がする車なのかとも考えた。しかし、同じALPINA B3S E46のマニュアルミッション車2台で同じような運転方法で出ないことがわかった。そのうちの1台は同じクーペで、ディーラーさんにて確認済だ。やはり、本来はしてはいけない音・振動(NVH)だと考える。ただ、原因はこれだと特定には至っていない。

もしかしたら組み付けし直しで解消されるかもしれない

これまで、ALPINA B3S E46に手を入れてきた内容を踏まえた上で、不完全であることはディーラーさんもわかっている。このまま乗っていて、例えば載せ換えたばかりのトランスミッションに悪影響が出るなどのネガティブはないとディーラーさんは言う。ディーラーさんに再入庫する日程を現在調整中だ。本来はしてはいけない音・振動(NVH)を今度こそ解決しようというディーラーメカニックマンさんに感謝している。