だいぶ時間(一年も)が経ってしまったが、B3Sのエアマスメーター(エアマスセンサー)の交換をディーラーさんで行った。昨年2018年12月の法定12ヶ月点検に出した際に、セカンドオピニオンYさんからアドバイスをもらっていた。いまさらではあるが、この部品は意外と重要な役割を果たしているのではないかと思う。
エアマスメーターってなんなのかなあ
セカンドオピニオンYさんは知識も経験も豊富な方だ。振り返りになるが、昨年2018年12月の法定12ヶ月点検に出した際、エンジンのかかりが悪い時があると伝えていた。エンジン始動時の問題にはあまり変化がないことだが、この改善調査の一環で教えてもらったことがある。
エンジン暖機後再始動でクランキング時間が少し長いときがあること確認された。セルモーターが原因ではない。かかりがものすごく悪いわけでもないことがわかった。この流れで色々みていただいた結果、ラムダセンサーの波形が若干良くないことがわかった。ここからがYさんのいいところ。テスト用のエアマスメーターに変えて点検をしたところ、ラムダセンサーの数値に変化はなかったが、アイドルアクチュエーターの数値・アイドリングの回転偏差・エンジンの振動が下がった結果となった。エンジン始動時の問題にはあまり変化がないということだが、エアマスメーターの交換を近々行おうと思う。
ではエアマスメーターを交換するとどうして良くなるのか、その役割はなんなのか調べて見た。エアフィルター通過後の空気量を計測するもので、エンジンの空気/燃料混合気を制御につながるものだ。エアマスメーターの計測値が燃料や点火時期、VANOSなどのエンジン制御に繋がっている。もしかしたらクーラント制御にも関係しているのではなかろうか。かなりエンジン制御の要となる部品だとわかった。
交換はあっさりとできるが、学習させる必要あり
交換するエアマスメーターは上の図「1」の部品。
・13627567451 ホットフィルムエアマスメーター
交換はディーラーさんにて車検のついでに実施し、時間は10分かからない程度で終わる。ただ、交換したらしばらく走行して学習させる必要があると教えてもらった。交換後に違う目的で少し走行したところ、気のせいかもしれないがNVH(Noise, Vibration, Harshness)の低減につながったのではなかろうか。
満足度を地道に向上させる
あたりまえだが、総走行距離15万キロのALPINA B3Sは新車ではない。しかしながら、少しづつでも部品交換などのメンテナンスを積み重ねていき良い状態を維持したいという姿勢は変わらない。結果NVH対策にもつながるし、NVHを気にしていれば良い状態になると考える。ALPINAもG20のB3を発表した。その関連記事に気に入った内容が記されていた。
特にドイツ、アメリカに次いでアルピナのプロダクトを多く支えてくださっている日本のカスタマーに、そして通算で5500台もの販売を記録しているニコルオートモビルズのスタッフにも感謝を伝えたいとボーフェンジーペン社長は言う。そして一貫してアルピナのビジネスを支えてきたニコルオートモビルズのC.H. ニコローレケ代表は、これまで日本で販売してきたアルピナのモデルたちのリフレッシュにも積極的に取り組んでいるという。「但し、我々がやるべきは大々的なレストアビジネスではなく、愛車に乗り続けたいというカスタマーの想いを後ろ支えするスタンスだと思っています。今も1台そういった車両を手掛けていますが、部品調達や整備ノウハウなどでアルピナ側と連携しながら、コツコツと仕上げていくプロセスを採っています」
(octane 2019年12月17日 記事より引用)
私のB3Sではないが、今手掛けられている1台もきっと素敵な状態で乗り続けられることを想像すると嬉しく感じる。
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