TPMS タイヤ空気圧モニタリングシステム その4



 

E46 ALPINA B3Sに安全安心の推進を目的としてTPMSを導入検討を進めている。「ないよりもあった方がいいに決まっているTPMS」という考えがほぼ固まった。「あった方がいいTPMS」から、さらにあった方がいい・欲しい機能についても考えてみた。気がかりなことについても、いくつかわかってきたことがある。

「TPMS B-11」とALPINA ホイール

E46 ALPINA B3SのALPINA ホイールはALPINA スタイリングホイールⅡの18インチ。このホイールはセンターキャップの中にバルブがある「センターバルブ」のもの。「TPMS B-11」をはじめとする汎用品(社外品)のTPMSが「センターバルブ」のホイールのことを考慮してあるかが疑問であった。どうなのかと考えていても仕方がないので、「タイヤ館 パドック246」さんに聞いてみることにした。結論は「ALPINAセンターバルブのホイールには取付不可」だった。でも、「TPMS B-11」はいい製品なのだと思う。タイヤメーカーであるブリジストンの直営店である「タイヤ館」の中でも「タイヤ館 パドック246」は欧州車の利用が多く、40年以上あるお店。流石に色々と詳しい。そんなお店のホームページをみると「TPMS B-11」に関するスタッフ日記を見つけた。

最近、パンクしてる方が多く感じます。パンクは避けようがありませんが、早期発見することは出来ます。こまめにタイヤの空気圧を点検することです。でも、タイヤの空気圧点検って忘れがちですよね!そこで、運転席からタイヤの空気が確認出来たら良くないですか?そんな便利 なタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)という視覚で解るものです。見てわかると安心ですよね!モニターを運転席の見てわかる所に設置します。センサーは、ホイールに装着するだけ。これだけでタイヤの空気圧の管理がとても楽になります。まだ、付いて無いよ〜と ゆう方はタイヤ交換と一緒に付けてみませんか。(タイヤ館 パドック246 スタッフ日記 2018年9月10日「最近…多いい気がします!」から引用)

「ALPINAセンターバルブのホイールには取付不可」は残念だが、まさに求めることはこういうことだと共感。そして、気持ちよく教えていただいたことに感謝。

どのタイヤが空気圧不足なのか

汎用品(社外品)のTPMSを調べていくなかで、いいなあと思った「さらにあった方がいい・欲しい機能」がある。それは、「各タイヤの空気圧がわかる機能」だ。ALPINA スタイリングホイールⅡは「鍵付き」センターキャップの中にバルブがある。サイドリムにバルブがあるものと比べると、空気圧チェックするにも一手間かかってしまう。解錠してセンターキャップを外して、空気圧チェックして正常値だった場合空振りみたいで、キャップを戻して施錠するのが億劫にも感じる。まあ、空気圧が頻繁に変わることなく正常値である方が望ましいのだが。それが、運転席から4本のタイヤ独立して空気圧がわかるというのは嬉しい。「TPMS B-11」やBMW純正部品の場合、目で見てわかる程でなければ一本づつチェックする必要がある。走行中の安心感も考えると、「どれかが空気圧不足」よりも「このタイヤが空気圧不足」の方がより良いと考える。

BMW純正部品TPMS「RDC」

一方で、純正部品が好きなのは変わらない。ALPINAのマニュアルにも「RDC」のパーツが載っている。「14」が送信機で、これを固定するのが「15・16」だろう。「15・16」はアルピナ専用部品となっているが、同規格のものは普通に入手できると思う。「14」の送信機の315MHZ型もALPINA専用ではなくBMW純正部品としてある。気がかりなのは、「純正部品」の入手が困難になったときのことだ。いい意味で今は「RDC」機能がないB3Sだ。これを「RDC」にグレードアップしたのちに、入手困難からグレードダウンするとかなりがっかりするのではなかろうか。この辺りも含めて、ディーラーSさんの回答を待つことにする。