ありがたいことで、ALPINA B3Sのデコラインの位置について教えていただく機会があった。フロントフェンダーのデコラインが前すぎるのではないかということだ。ディーラーさんに任せることを基本としていることで、安心している。なんでこんなことが起きたのかなあと疑問を抱いたがその答えがわかった。
E46 クーペのALPINA
E46クーペは前期・後期がある。今回はフロントフェンダー部分が問題のところ。サイドマーカーの位置が異なる。前期型はALPINA デコラインの高さには関係ないサイドモールの少し上のところにサイドマーカーが位置する。一方で、後期型のサイドマーカーはALPINA デコラインと被る高さににある。
ALPINA社のデコラインを貼るマニュアル
普通に考えて、ディーラーさんが左右とも貼る場所をわざわざ間違えるとは考えにくい。しかも、今貼ってあるデコラインは最近貼り直しをお願いした経緯もある。ディーラーSさんに率直に質問をすると「マニュアルに従って貼ったので間違いはないはずです。」との回答を得る。念の為Dさんにも質問をすると「ちょっと確認させてください。」とのこと。早速、マニュアルを持ってきてくれる。
E46 前期・後期で特に指定がない
Dさんが「前期ベースでのマニュアルになので、特に後期の記載がないですね。」と教えてくれる。「でも、後期のデコライン貼る位置は(前期)と違うのが正解です。」とも教えてくれた。まあ、マニュアルに従って実施するのが普通なのだろう。製造台数は149台のE46 B3Sクーペ。カブリオレは292台。その内の何台が日本に入ってきたのかまではわからないが、E46 クーペやカブリオレのデコライン貼り直しがそんなに件数があったとも思えない。
サイドマーカーの交換を考慮
このような背景を考えると、正しい位置の定義が難しい。ALPINA社のマニュアルに従って、デコライン貼り付け作業を行うことは間違いとも言い難い。一方で、当時の新車で貼られたデコラインの位置とは異なる。何故、新車で貼られたデコラインの位置は前期と比べると少し後ろにしたのか。ひとつだけ言えることは、サイドマーカーを交換するときにデコラインが剥がれやすい位置にあることを避けたからではないかと思う。追記2019年3月:ALPINA B3S E46新車販売時点で、作業マニュアルに準ずる即ちサイドマーカーにデコラインがかかった貼り方をした車もあったことがディーラーさん調査で分かりました。
貼り直しを行う予定
再び、デコラインの貼り直しを行う予定だ。そうすると、ボディーコーティングもやり直す必要も出てくるなあ。とはいえ、今回デコラインの位置について教えていただいたことに大変感謝している。ありがとうございました。
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