ミッションオイル交換 2.5回目 ALPINA B3S E46(MT再交換後)



ALPINA B3S E46のマニュアルトランスミッションオイルを、総走行距離161,071kmでCastrol MTオイル TAF-X 75-90に変更して300km程走行した。BMW純正MTF LT-2との体感差を感じた。鈍感なのでそんなに体感さ覚える方ではないので意外だった。

トランスミッション再交換後のオイル管理

総走行距離 157,450km 159,604km 161,071km 161,395km(現在)
MT交換後の走行距離 0km     2,154km     3,621km     3,945km
オイル交換後の走行距離 0km     2,154km     1,467km        324km
オイル銘柄 BMW純正MTF LT-2 BMW純正MTF LT-2 BMW純正MTF LT-2 Castrol MT TAF-X
オイル粘度 75W-80 75W-80 75W-80 75W-90
添加剤など REWITEC G5

マニュアルトランスミッションに関して、再交換後はNVH含め不快を感じることはほとんどなく運転できている。

BMW純正MTF LT-2とCastrol MT TAF-Xの比較

カストロール TAF-X 75W-90に変更しNVH含め感じたことを100km刻みで記してみる。

総走行距離 161,071km 161,171km 161,271km 161,395km
MT交換後の走行距離     3,621km     3,721km    3,821km     3,945km
オイル交換後の走行距離     1,467km        100km       200km        324km
オイル銘柄 BMW純正MTF LT-2 Castrol MT TAF-X Castrol MT TAF-X Castrol MT TAF-X
オイル粘度 75W-80 75W-90 75W-90 75W-90
添加剤など REWITEC G5 REWITEC G5 REWITEC G5
Vibration 8 7 8 8
Harshness 8 7 7 7
シフトの入りやすさ 8 7 7 8
トルク感 8 10 10 10
       

満足度(理想度)10点とし、BMW純正MTF LT-2とCastrol MT TAF-Xの比較。

騒音・振動・ハーシュネス(英: Noise, Vibration, Harshness)は、自動車の快適性を推し量る上での一つの基準である。呼称としては、それぞれの単語の頭文字をとってNVHと、また自動車メーカーの設計・開発現場や自動車雑誌では音振(おとしん)と呼ばれることもある。「騒音はロードノイズや風きり音などの外部から侵入する音」を、「振動はエンジン、プロペラシャフト、ドライブシャフト、ロードホイール(ホイール+タイヤ)などのアンバランスから発生する振動」を、そして「ハーシュネスは路面の凹凸による突き上げや、立て付けの悪さから来るガタピシ感など」を表す。これらは運転者を含む乗員が不快に感じる要因となり、これらを改善することで「より良い自動車」が作れると考えられている。(ウィキペディアより引用)

振動(Vibration)はゲトラグ226トランスミッションがカウンターシャフトの音が出やすいとはいえ限度がある。BMW純正MTF LT-2からCastrol MT TAF-Xに変更した直後は、ギコチナイ音が増えた。距離にして100km走行したらこれはなくなった。音に慣れたわけではない。かといって、BMW純正MTF LT-2より良いかというと変わらない程度。

ハーシュネス(Harshness)ではなく振動(Vibration)に入るものかもしれないが、クラッチを切ったとき毎回ではないのだが、後ろからドンと突かれるようなことがある。これが、Castrol MT TAF-Xの方が起きやすい。変更直後から300km走行しても変化は見受けられない。

シフトの入りやすさは好みによる部分が大きいと思う。渋さがあるかどうか特に2速で比較すると、BMW純正MTF LT-2の方が入りやすい。私の場合、「一般道3km→高速道路39km→一般道3km」の走行パターンが多く1速から6速までまんべんなく使う。もちろん、高速道路を降りた後の一般道の方が、2速は入りやすくなるが、Castrol MT TAF-Xの方が渋さは残る。

トルク感としたのは、Castrol MT TAF-Xに変更して「あ、変わった。」と感じたこと。10/10点としたが、12点にしてもいいぐらい最初は戸惑った。これは、REWITEC G5の効果なのかもしれないが、これまでと同じ様にアクセルを踏んでいるのに加速が増す。最初は気のせいかなと思ったのだが、1速から6速どれでも加速が増す。それと関係するのか、アクセルを離すとエンジンブレーキの効きも増すようになった。

運転のしやすさは

シフトの入りやすさが渋くなったことと、トルク感が増したことによってシフトアップの仕方を変えた。停止状態から、1速→2速→3速ではなく、1速→3速の方が心地よい。ダブルクラッチで2速は入るがやっぱり渋い。無理なく1速→3速ができてしまう。全体的に各ギアのレンジが広くなった感じを受けていて、今まで2速に落としていたところを3速でもカバーできてしまう。こうなってくると、BMW純正MTF LT-2とREWITEC G5の組み合わせの体験も考えよう。