EML 警告灯 ALPINA B3S E46



クラッチマスターシリンダーとクラッチレリーズシリンダーを交換し、帰宅中にEML警告灯がついた。それまでは、気持ちよく運転していたので割とビックリした。クラッチのシリンダー交換のあとに、もしかしたらと言われていたことがまさに的中してしまった。総走行距172,209km。

原因はアイドルバルブとTEバルブ

クラッチのシリンダー交換をしたB3Sを引き取りに行った際、「警告灯が点いて、エラーコードはアイドルバルブ。但し、エンジン再始動で消灯し、その後のテスト走行でも点灯することはなかった。しばらく、車を動かしていなかったので一時的なものかもしれない。もし、再度点灯するとすると、アイドルバルブ。または、アイドルバルブとTEバルブの両方。」と、サービス担当さんから教えてもらった。結論、これが的中した。

警告灯が点くが

B3Sでの帰路、ポーンという音と共に警告灯が点いた。左側に初めて見るEMLの点灯。サービス担当さんに電話し、点いている警告灯3つある旨伝える。「一度エンジンを切り再始動をしてみてください」ということで、再始動すると警告灯は消えた。そのまま少し走行し様子を見る間もサービス担当さんは電話はつないだまま状況把握をしてくださる。再点灯することはなく帰宅。

EMLってなに?

ところで、EMLって何か知らなかったので調べてみた。EML(Elektronische Motorleistungsregelung)で、英語だとElectronic engine power control、日本語だと電子エンジン出力制御になるのかな。EML警告灯は消えたが、予防措置も含めアイドルバルブとTEバルブの両方とも交換をサービス担当さんに依頼。

再びEML警告灯

翌日、早速アイドルバルブとTEバルブの交換に向かう。渋滞を抜けて走行していると、再びポーンという音と共に昨日と同じ警告灯が点く。エンジン回転を上げるとリミッターがかかったようになる。エンジンを切って再始動すると警告灯は消灯。念のため慎重に運転しながら無事に到着。サービス担当さんに状況を改めて伝え、B3Sを預ける。

診断と交換

アイドルバルブ

メカニックさんもアイドルバルブとTEバルブというあたりはついていた。今回はあえて、診断後にエラーコードが出ているアイドルバルブを先づ交換。B3SはM3 3.2 S52 E36 USAエア フロー メーターを参照する。

 

カテゴリ 図No 部品番号 部品名 数量
13_1710 6 13411744713 アイドルバルブT字形 1

アイドルバルブは2018年11月に総走行距離144,491kmに交換している。3年と8ヶ月、走行距離27,718で交換となった。交換あとに、メカニックさんは診断とテスト走行を繰り返す。

ALPINA B3S E46 エアインテークホース・アイドルバルブ交換

TEバルブ

すると、EML警告灯が再び点く。エラーコードはTEバルブ(タンクベントバルブ)。

カテゴリ 図No 部品番号 部品名 数量
13_0798 1 13901433603 タンクベントバルブ 1

こちらも、交換後にメカニックさんは診断とテスト走行を繰り返す。警告灯が点くことはなく修理完了。

安心感

もちろん、アイドルバルブとTEバルブの交換予想をメカニックさんはしていた。しかし、今回はあえて様子を見て見ることを提案。私もこれを承諾。最終的には交換となったが、診断、走行、交換、テスト走行、診断を繰り返して多角的に判断するのは本当に大変だと思う。しかも、この猛暑の中だ。そのおかげで、安心してB3Sを運転できることに感謝。