ALPINA B3Sの8回目のエンジンオイル交換は、車検時に総走行距離167,654kmで実施。そして、現在の総走行距離は171,603km。したがって、前回の交換から3,949キロの走行距離と約4,000キロで9回目実施。オイル銘柄はロイヤルパープル XPR 0W-30に変更。
オイル銘柄変更前にビルフラ
Castrol EDGE C3 0W-30から別銘柄のオイルに変更するので、オイルライン洗浄であるビルフラを実施。4,000キロ程度の走行で交換するのは、もったいない気もしたが、この日は別のオイル関係メンテナンスとまとめて実施。
ロイヤルパープルは気になっていたオイル
アメリカでE36やE46 M3乗りからロイヤルパープル社のオイルが高評価だった記事があった。一過性のものではなさそうなので、気になっていたオイル。Castrol EDGE C3 0W-30に比べると、新しい技術が多いオイル。SAE粘度が同じでも、動粘度の値は結構違うのではと調べた。
Castrol EDGE Professional C3 | Royal Purple® XPR | Royal Purple® XPR | |
SAE 粘度 | 0W-30 | 0W-30 | 5W-30 |
動粘度 cSt @ 40℃ | 68.1 | 47.52 | 61.26 |
動粘度 cSt @ 100℃ | 12.1 から 12.44 | 10.18 | 12.79 |
やはり、0W-30でも差がある。Royal Purpleの本国サイトに車種別オイル選択検索があった。
ALPINAは選択肢にない。あまり意味はないのだがE36 M3で検索。5W-30や10W-40が検索結果。その中で、12万キロ超(オーバー75,000mile)向けRoyal Purple® HMX® 5W-30があった。HIGH MILEAGE MOTOR OILとしっかり書かれている。その他の検索結果も一覧にまとめる。
Royal Purple® HMX | Royal Purple® High Performance Motor Oil | Royal Purple® HPS® | |
SAE 粘度 | 5W-30 | 5W-30 | 5W-30 |
動粘度 cSt @ 40℃ | 62.8 | 62.4 | 46.4 |
動粘度 cSt @ 100℃ | 10.9 | 10.5 | 11.09 |
Castrol EDGEを基準にすると、XPR 5W-30やHMX 5W-30、High Performance Motor Oil 5W-30あたり。
XPR 0W-30 を選択
HMXやHigh Performance Motor OilはAPIなどのオイル規格の記載がある。しかし、HPSとXPRにはその記載がない。そして、特徴であるRoyalPurple独自の添加剤Synerlec(シナーレック)が一番多く含まれるのはXPR。それであれば、最もRoyalPurpleらしさがあるXPRで、あえてSAE粘度は0W-30を選択。
エンジンオイル添加剤 SOD-1
「愛車に永く乗る、そのための選択!」をキャッチコピーにしているSOD-1。その存在は知っていたが、これまで使ったことはない。エンジンオイル総量の調整にもなるので、使ってみることにした。今回用意したロイヤルパープル XPR 0W-30は6本。946ml×6本=5,676ml。E46 B3Sのオイル量は6.5Lなので、824ml(=6,500ー5,676)足りない。SOD-1の添加量は、エンジンオイル量の10%なので650ml(=6,500ml×5%)。まだ足りない174ml(=824ー650)は、下に記した丸山モリブデンで賄うという計算。もちろん、他の添加剤との併用をメーカーは認めていないので、自己責任となる。
エンジンオイル添加剤 丸山モリブデン(京阪商会)
個人的な考えだが、BMWのM50、M52、M54系エンジンはモリブデンとの相性がいい。M3に搭載されるS50、S52、S54も同じでは無いかと思う。モリブデン添加剤は割と昔からあるが、私は京阪商会社長さんの人柄も好きで、京阪商会さん版の丸山モリブデンを選択。はるか昔になるが、E36 ALPINAに乗っていたときは、オイル交換とセットで利用していた。定性的な安心感だけでなく、エンジン不調の覚えがない。いい状態で乗り続けたいので、久しぶりに使うことにした。添加量はエンジンオイル量の5%。したがって、E46 B3Sの場合は6,500ml×5%=325ml。もし、余っても保管さえ気をつければ次のオイル交換で使える。余談だが、最後に空き缶を逆さにすると数滴出てくるモリブデンをゴムパーツとかにウェスで私は塗っている。
下のウェスは綿100%なので、車に入れておくと便利。
オイルと添加剤を配合するのにあると便利なもの
実際には、オイルボトルから946mlキッチリ出てくる訳ではない。また、1ml単位で配合なんてことはできないので、今回の組み合わせだとSOD-1と丸山モリブデンで総量調整という感じにした。丸山モリブデン規定量を添加してだいたいいい量になった。ただ、元の容器から出しすぎると、戻すに戻せない。また、計量するものがあると少し便利。計量カップも良かったが、シリンジ(注射器)の方がより便利。これは好みかな。
300mlのシリンジ(注射器)は25cmとまあまあの大きさ。どうやって保管しようかと考えた。選んだのは下のもの。
あまり利用しない、大きめのタッパーとかコンテナが家にあればそれで十分だと思う。
交換直後の感想
すごく変わったという感じはない。一方で、気になるところもない。最低でも、1,000キロぐらい走ったら何か気がつくかもしれない。
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