ALPINA B3 S 3.4 ( E46 ) バンパーチリ合わせ



販売店に納車前整備の状況を見に行くと。アレっと思うことが。ボディーとバンパーが合っていない。塗装面にもデコボコがある。苦手な状態である。

チリ合わせ

ボディーとバンパーの面が合っていない。左右ともである。ところで、「チリ合わせ」のチリってなんだろうと調べてみた。

チリ合わせとは、ボンネットとフェンダーのような、ボディパネル同士の段差を合わせること。

チリとは日本語の「散り」のことで、建築用語で段差を意味する。

板金修理やエアロパーツの装着には、この技術の高さが要求される。逆に、チリが大きい中古車は事故歴アリの可能性が高いといえる。

他の車もこうなのか

販売店の他のE46があったので、どうなのか見てみた。チリは合っている。お店の方に聞いてみると個体差があるという。写真左のでわかるがタイヤハウス側から見ると、かみ合わせが悪く見受けられる。

気持ちよくない

恐るおそる、再度かみ合わせが悪いのではと聞く。塗装屋さんがオールペイントした際に、バンパー外して行なっている。そのため仕方がない。塗装面がデコボコしているのもそのためである。ちょっと筋が違うのではないか。

針金で加工

とはいえ、販売店さんも頑張ってくれる。見えないところに針金かけて引っ張り、チリ合わせを試みてくれた。プロっぽいかというと少しばかり違うが、精一杯応えようという姿勢は素晴らしい。

合わないまま

針金引っ張り加工をしたものの、チリは合わないまま。もちろん少しは改善しているが、そこまでであった。また、塗装についてはこの段階でこれ以上何も言うまいと決めた。何故なら、この件で2週間費やしていて、都合納期が一ヶ月遅れているからだ。相手もこれにばかり取り掛かっているわけにはいかないだろう。何事も割切ることは必要だ。

餅は餅屋

何か他に方法はないのかなあとSさんに相談。チリ合わせをするにあたって、パーツが破損し交換しないと直らないのであれば、パーツ交換も考えている旨も伝える。結果はパーツ交換なく組み直しで収まる。ただ、針金のを通す穴をあけてしまったパーツだけは気分の問題で交換をお願いした。

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ディーラーは部品の状態をチェックし、問題なければオーソドックスなアプローチで納めるのが上手いと思う。針金は撤去。

やはり、ピシッとしていて面一になっているといい。でも、こういうのは言うのは簡単だけど作業は大変なんだと思う。販売店さんの努力にももちろんアイデア賞で感謝だ。紆余曲折あったが、理想の状態(あるべき姿)になった。

また、ひとつ良くなった。