ALPINA B3 S 3.4 ( E46 ) マニュアルトランスミッション再び交換



2018年11月にALPINA B3S E46は総走行距離143,548キロでのマニュアルミッション交換した。NVHで悩みが大きかった部分で、気持ちよく運転ができないことを改善するためだ。交換後もちろん改善はあったのだが、NVHの完全解消には至らなかった。そうした経緯も踏まえ、もう一度マニュアルミッションを交換することとなった。総走行距離157,450キロ。

不完全であることはディーラーさんもわかっていた

NVHの観点から不完全な状態であることはディーラーさんも把握していた。マニュアルトランスミッション交換に何か不備があったわけでもない。総走行距離143,548キロから総走行距離157,450キロの間で、ディーラーさんは走行テストを重ね、ミッションおろして色々チェックし、走行テストをまた重ねるなどしっかりと診ていただいた。だが、これといった部分が見つからない。

ゲトラグ社製マニュアルトランスミッション不調考察

もう一度トランスミッション交換

もしかしたら、トランスミッションかもしれない。2018年11月に交換したリビルトのトランスミッションの可能性が捨てきれないという仮説。ゲトラグ製のトランスミションは内部の部品供給がない。もし、あれば分解して原因を探るということができるのだが、その方法が取れない。その結果、新たにマニュアルトランスミションを取り寄せて、再交換を行うことになった。

部品番号 部品名 数量
07129900047 セルフロック六角ナット 6
07129906196 セルフロック六角ナット 2
21511203012 ローレット ボルト 2
21511223328 ボルト 1
21511223582 レリーズ ベアリング 1
23002229721 6速トランスミッション 1
25111220439 プラスチック ディスク 4
25111220600 ベアリング、シフト レバー 1
25111222015 ベアリング、シフト アーム 1
25117507695 ベアリング スリーブ OVA 1
25117580281 シフト ロッド ジョイント 1
26117635643 六角ボルト 6
31006772199 六角ボルト フランジ付 8

再度の交換した結果

かなり改善した。ただ、正直なところ完全納得には至らず。考え方として「こういうものだ。」とすれば大丈夫なレベル。「これはないでしょう。」という発生レベルではなくなった。

シフトノブ下あたり アームレスト下あたり
コトコト うねり コトコト うねり
A.納車 なし なし 発生
B.駆動系メンテナンス 発生 発生 発生 発生
C.ミッション交換 発生 発生 なし(改善) なし(改善)
D.ミッション再交換 発生(なしに近い) 発生(なしに近い) なし なし

今回、ミッションオイルはそのままドイツで用意された状態で使用開始することにした。なので、マグネットドレンボルト(インプット側も)は2,000km走行後のミッションオイル交換のときに付け替えることにした。NVHは交換直後に判断を下すのは避けて、2,000km〜5,000kmの走行を重ね経過観察をする。

ここまできたら・・・

ALPINA B3S E46に手を入れてきた。駆動系でまだやろうとすると、デファレンシャルギアの交換。デフを行うのであれば、プロペラシャフトとドライブシャフトの交換も検討したい。デフとプロペラシャフトはアルピナ専用パーツ。ここまできたら、残す駆動系にも手を入れようかなあ。