磁力によるエンジンオイルのフィルター効果 ALPINA B3S E46



ALPINA B3Sのエンジンをなるべく保護することを目的として試みた施策の一環で、オイルフィルターハウジング外側に取り付けた超強力磁石。取り付け場所を変更する前は効果が確認できなかった。取り付け場所を変更してから最初のオイル交換で、この磁力によって鉄粉をキャッチしていることが確認できた。(写真左が変更後、写真右は変更前)

磁力によるエンジンオイルフィルター効果あり

これが今回の結論。エンジンに限らず様々な部品が擦れたりした影響で、粉状の細かい鉄の破片が出てしまうのは仕方がないことだ。磁石にくっつかない素材だけででできた部品を組み合わせたエンジンがあるならば別だが、鉄素材は磁石に寄せられる。だいたいのオートマチックミッションの中には鉄粉吸着のために磁石が設けてある。これと同じ要領で、取り付け場所はオイルフィルターハウジング外側ではあるが、超強力磁石がオイルフィルターハウジング内側に鉄粉をキャッチしてくれていた。

取り付け場所は重要

まあ重要というよりは、よく考えてから取り付けるということ。これは当たり前だが、磁力が及ぶ距離と鉄粉が通過すると予測される経路をよく考えないで取り付けてしまったという失敗を一度経験した。最初は、こんな感じで取り付けた。

磁力によるエンジンオイルのフィルター機能追加 ALPINA B3S E46

この場所が適切でないとわかって、再度取り付けし直した経緯は次の通り。

磁力によるエンジンオイルのフィルター変更 ALPINA B3S E46

さすがに今度こそと、磁力によるエンジンオイルフィルターの効果を取り付け場所を変更し改めて検証できる日を期待て待った。

鉄粉をオイルフィルターハウジングの内側に確認

お世辞にもいい写真とはいえないが、赤丸をしたオイルフィルターハウジングの内側に鉄粉がついていた。オイルフィルターハウジング外側に磁石を取り付けた丁度内側がこの赤丸のところ。純正の紙製オイルフィルターは通過してしまう鉄粉が磁力によって吸着されていることがわかる。写真は撮り忘れたが、エンジンオイルのアウトプット用にも鉄粉がついていた。この効果測定の走行距離は約5,000キロになる。次回のオイル交換でも状況は確認したい。

ALPINA B3S E46 エンジンオイル交換4回目

エンジン保護に寄与していてくれて嬉しい

鉄粉が全く悪さをしないのであればいいのだが、そうではない。したがって、これを捕まえることによってエンジン保護につなげる。矛盾するが、この磁力による吸着にとんでもない量の鉄粉が見受けられるのも困るが、全く鉄粉が見受けられないのも何かさみしいものがある。まあ、今回の吸着量が何かの基準になればいいかなあと考えることにする。いずれにしても、ALPINA B3Sのエンジンをなるべく保護することに寄与した結果になって嬉しい。