ALPINA B3 S 3.4 ( E46 ) マフラー サビ落とし(美白化)



マフラー外しての整備となる。せっかくの機会と考えサビ落としをやってみた。(左:錆び取り前 / 右:錆び取り後)

錆びの原因

こればっかりは仕方がない。晴れの日だけ乗れば錆びないのかもしれないが、不慮の雨に出会うこともある。遠出した先が雨の場合もある。

見るとどうにかしたい

だからといって、錆びを見てなんとも思わないにはならない。錆が無い方がいいに決まっている。

装着のままではそう簡単には落とせない

車に装着したままでは、錆び落としは簡単にできない。自分で外す作業もできないし、設備も持っていない。また、錆び落としのためだけに、マフラーを外して再装着してもらうまでは考えていない。

メンテナンスの機会を利用

マフラー外しを伴うメンテナンスを実施することにした。2、3日外したままになる。この機会にマフラーに錆止め塗装が出来ないかをSさんに相談した。色々と相談の上でこれは見送った。では、何もしないのかというとそうではない。さび落としはやってみたい。永久に錆を止めることはできないけれど垢を落とす感じ。

短時間で効果のある方法を探す

とはいえ、素人なのでワイヤーブラシでゴシゴシはしんどいからやりたくない。時間でいうと2,3時間で済ませられたらいい方法はないか。「錆び取り」とかで検索開始。サンポールを使う方法などがヒットするが、またすぐに錆びが戻る割合が高いこともわかった。旧車メンテナンスやオートバイの燃料タンク内部の錆び取り方法を調べていくと良さそうなのが見つかった。

平和バイオテクニカル株式会社さんの洗浄剤RSR-2。公式HPにある特長に惹かれる。
●部品類は漬けるだけで錆がビックリするほど簡単にとれます。
●こすったり・磨いたりする必要がありません。
●錆を落とす時に、金属素地や塗装、ゴムなどを痛めません。
●サビ取り後専用中和剤でラクに後処理が出来ます。
●廃液は水道水で中和して下水廃棄できます。
●有害物質を含まず、安全です。(PRTR規制対象外)

また、実際の使用例(上の写真)もHPに掲載されておりイメージしやすい。錆びたマフラーに3時間ティッシュで湿布した写真が、B3S(下の写真)でやりたいことに近い。

平和バイオテクニカル株式会社に念のため電話で「車のステンレスマフラーさび落としを行いたい。何を揃えればいいか。」問い合わせた。回答は、「高速サビ洗浄剤RSR-2(価格優先低臭タイプ)で十分。錆取り液RS-R1000(便利さ優先即効タイプ)でももちろんいいが臭いがある。ステンレスであれば中和も水洗いで十分だが、RSR専用中和剤を使うとなおよい。もしくは、IPAアルコールでふいて中和するとよい。」と、非常に丁寧にわかりやすく教えてくれた。錆取り剤RSR-2・RSR専用中和剤・錆止めER-G9000sを購入。錆取り剤RSR-2はAmazonにもある。一応、IPAアルコールもAmazonで購入。

用意したもの

錆取り剤RSR-2・RSR専用中和剤・錆止めER-G9000sIPAアルコール・ティッシュペーパー・リードクッキングベーパー・サランラップ・ゴム手袋・軍手・水道。

実施内容

 

  1. マフラーの両端をサランラップで巻いて、その上から軍手かゴム手袋で養生。
  2. 全体を水洗い。(O2センサーの取扱は要注意!)
  3. ティッシュやリードクッキングペーパーと錆取り剤RSR-2でタイコに湿布。サランラップで巻いてみたがやらなくても大丈夫。放置。
  4. パイプなどは錆取り剤RSR-2を浸したリードクッキングペーパーで拭く。こするというよりは、塗る感じ。刷毛があったら使ったかもしれない。
  5. ひっくり返して、裏面も同様。(裏面は水洗いなしで大丈夫。)
  6. 溶接部など錆がひどいところは、錆取り剤RSR-2をふりかけティッシュを当てて再び錆取り剤RSR-2をふりかけた。
  7. 10分後ぐらいには何だか「美白」になっていく。そのまま放置。
  8. 気になるところ辺りを錆取り剤RSR-2を浸したリードクッキングペーパーで拭く。
  9. 湿布したところを外して、ひっくり返して錆取り剤RSR-2を浸したリードクッキングペーパーで拭く。
  10. 気がつくと、相当「美白」になっている。
  11. 両面とも全体を水洗い。
  12. RSR中和剤を説明書通り希釈したものを、リードクッキングペーパーで塗る。細かいところはそのままかけた。
  13. 錆止めER-G9000sを何となく塗る。
  14. 完了(所要時間4時間。但し、もう一度行ったら半分の2時間でできる。)

感想

思っていたよりも相当キレイに仕上がる。ALPINA刻印も見れて、一見新品のようだ。