車の進化と私の変化



BMW3シリーズは、E30、E36、E46、E90、F30、G20と一通り運転したことがある。とはいっても、E46は中古のALPINAでG20は代車で述べ運転日数1ヶ月程度。もちろん、当たり前だが新型になればなるほど進化する。

代車でお貸しいただいたG31

代車でお貸しいただいたG31 530i ツーリング。人生初のツーリングタイプの車。自動運転は以前運転したG20時よりも進化していた。F30やG20の3シリーズよりすごく大きいとも感じなかったG31の5シリーズ。運転もしやすいのだが、車の進化について感じたことがある。

安全性

安全運転支援に関する、衝突軽減ブレーキやACC、レーンキーパーなどの進化はすごい。さらに、自動運転にまで進化しつつある。E30からE36の頃は、オートクルーズ機能でもすごいなあと思っていた。エアバックもハンドルだけでなくあちこちに搭載されるようになった。

効率化

CO2削減など効率化を図るべく、安全性の向上も伴う軽量化も進んでいる。燃費が悪い車をわざわざ選ぶ人は少ない。より燃費効率が良い方に向けた技術が次々に生まれ進化する。エンジンの効率化、車体の軽量化、ハンドルの電動化、ライトのLEDなど様々なものがある。

快適性

サスペンションの進化も嬉しい。車格が一つ上のものに付いていたものが、世代が新しくなると搭載される車がずいぶんと増える。もちろん、この分重くなるはずだ。しかし、素材をはじめ様々な工夫による軽量化も図ることで、さらに快適性にも寄与しているのだろう。

デジタル化

最新技術が投入され、室内も先進的になる。デジタル化といってもいい。エアコンのスイッチ、カーナビゲーションを含むオーディオ、ハンズフリー通話をはじめとするスマートフォンとの融合などすごいなあと感じる。どんどん便利になる。

質感

質感は「あ、いいなあ」と直感的に覚える、そのものが持っている感じで、高級感とは異なるものだと思う。ふとしたときに感じて、ふとしたときにしか感じない。個人の感覚に左右される部分も大きい。F30に初めて乗り、トランクを閉めたときに軽いなあと感じた。軽く開閉できた方がいいし、軽量化の成果だ。しかし、重厚感に欠けるというか寂しいものを感じた。ドアの開閉だと、G31はいいのだが、G20はもう少し重厚感が欲しいと感じた。だからといって、F30に比べG20が密閉性や静粛性に劣るわけでもないと思う。

進化による変化

E46のドアは結構重いし、ズドンと閉まる。これがいいとも言わないが、G31とG20だと私にはF30に近いG31の方が好みだ。E36のセダンで前期と後期で鉄板の厚さが変わったように、軽量化を図る進化に伴う変化は今後も続くのだろう。これも、個人の年齢や感性によってどれがいいとかいうものでもない。私の場合は、イルミネーションなどは控えたシンプルな方が好み。ただ、最先端の技術が一世代前のものとも融合できると、まさに資源の有効化に繋がるのではとも考えてしまう。