ALPINA B3S スピードメーターのリフレッシュ



ALPINA B3Sのスピードメーターのリペアというかリフレッシュを行った。元々は、簡単なのではないかと思っていたのだが、以外に厄介なことになっていることがわかった。途中あきらめかけたのだが、親身になってくださる方に助けられた。(写真上がリフレッシュ後、写真下がリフレッシュ前)

スピードメーターのホコリ?

12ヶ月点検の少し前から気になっていたところ。車後方から陽の光を浴びると、「ああ、なんてことだ・・・。」と、いう感じ。メーター針の根元部分の黒い部分にホコリがある。なんだかカビが生えているみたいで非常に気になる。なんでこんなことになってしまったのだろうか?と疑問に感じつつも、どうにかして掃除をする方法はないかと考えた。

思うようにホコリを掃除できない構造

スピードメーターの構造がわかっていなかった。メーターを外し、次に透明アクリル(?)板を外して、掃除すれがいいと安易に思っていた。しかし、透明アクリル板は外せる構造になっていなく、仮に外せたとしても透明アクリル板が割れたり、元通りにシーリングできないこともあるということがわかった。

素人では無理なので玄人を探す

新品メーターに交換も考え、ディーラーTさんに聞いてみたが既にないという。諦めるしかないのかという考えが頭に浮かんだが、メーター修理をしてくださる方を探して見ることにした。すると、ここならお願いできるかもというところがあった。

メーター修理のプロ MOBYDICK

モビーディック(MOBYDICK)さんのホームページを拝見していると、実に色々な車やバイクのメーター修理やカスタムの実績がある。なるほど、1946年からオートバイや自動車のメーターを取り扱ってきた「諏訪メーター」が前身で、2代にわたり、計器類一筋約70年の歴史を持つプロフェッショナルなメーターの職人の方ならではなのだろう。

早速MOBYDICKさんに問い合わせ

ホームページの問い合わせフォームから状況を写真と共に伝える。「メーター黒い部分の塗料浮きでしょうか、ポツポツとなっています。針の根元の黒い部分(燃料計、速度計、タコメーター、温度計)もカビでも生えたかという状態です。これらの部分を綺麗に直していただきたいのです。」20:00頃に問い合わせフォームを送信したにも関わらず、翌日のMOBYDICKさんより開店時間と同時ぐらいにお電話を頂く。「針の根元の黒いところは直せます。他はアクリル板が外せないので手をつけられない。申し訳ない。」と、針の根元の黒いところのカビが生えたような状態から解放していただけるのだ。お願いすることにし、セカンドオピニオンYさんにメーター取り外しをお願いして、MOBYDICKさんに発送。

メーターを受け取ったMOBYDICKさんより連絡

「ALPINAに限らず塗料の特性なのかもしれないが欧州車でみるケースと同じ。大丈夫ですよ。」と、連絡を受ける。会話の中でALPINAはブツブツ系と話した。これは、モビーディックさんのホームページにも載っているE36のアルピナメーターを見てもわかる。ALPINAはブツブツ系と言われるが、確かに黒い部分はブツブツな感じが見受けられる。アクリル板を外さないとできないメーター黒い部分は元々の仕様(?)っぽいようだ。

リフレッシュしたメーター

写真左がリフレッシュ前、写真右がリフレッシュ後。針の根元を5箇所とも綺麗な仕上げで、非常に気持ちがいい。やはり、視界に入るところだし、一旦気になるとモヤモヤし続ける。もっと早くやっておけば良かったと思う。