ランフラットタイヤ パンク  BMW Active Hybrid 3 ( F30 )



Active Hybrid 3 ( F30 )で、ランフラットタイヤタイヤ「ブリジストン POTENZA S001 RFT」がパンクしてしまった。もちろんパンクは困るのだが、ランフラットタイヤがその性能というか役割をしっかりと発揮してくれた。ランフラットタイヤはすごいなあと体感することができた。

左リアタイヤ「空気圧低下」の警告

高速道路を走行中に「ポーン」と警告音が鳴った。メーター内及びi-Driveモニターにに表示された警告内容は、左リアタイヤの「空気圧低下」を知らせるもの。この警告は同じActive Hybrid 3で過去にも経験があった。その際は、タイヤのパンクではなく空気圧のバランスが悪く、タイヤ回転数がおかしくなったことによる検知であった。

TPMS タイヤ空気圧モニタリングシステム その1

しかし、今回は違った。早速、すぐ先のサービスエリアにあるガソリンスタンドに入る。ガソリンを入れるとともに、空気圧のチェックをお願いした。すると、左リアのタイヤに金属片が刺さっていると知らせてくれる。見ると釘ではないひらべったい金属片が刺さっていて空気が漏れる音がしていた。パンクの応急処置をできるか聞いたところ、ランフラットタイヤはできないという返事。まあ、想定していた回答だったので、走行スピードに気をつけながら一番左車線を走ることをとした。

タイヤ館 パドック246に電話

ガソリンスタンドを出るときに、カーナビタイムの行先はすでに「タイヤ館 パドック246」に変更済み。昨年の2019年5月にActive Hybrid 3 ( F30 )のタイヤ交換を行なったところだ。緊急連絡先に入れていたパドック246に電話し状況説明。タイヤサイズは履歴でわかっているとのこと。パドック246に在庫あることを教えてくれると共に、もっと近くのタイヤ館に在庫がないかも調べて折り返し電話をしてくれるとのこと。さほど待たずに、折り返し電話がありパドック246と都内もう一店舗にしかないことを教えてくれた。パドック246が最も近い店舗なので走行スピードに注意しながら向かう。

タイヤ交換  BMW Active Hybrid 3 ( F30 )

パンク確認から走行距離120キロ走れた

左リヤのタイヤがパンクしていることはわかっているが、もしかしたら他3本のタイヤがさらにパンクをすることもありえる。そんなことも念頭に置きながらの運転し、推奨できることではないが結果的に120キロの距離があった無事パドック246に到着することができた。高速を降りてから環状8号線もすごい渋滞ではなかったことも幸いしたのかもしれない。もちろん車の挙動がおかしくないか注意しながらの運転ではあったが、リヤの不安定さを感じることもなかった。

走行中に何かを踏んで「ガン」と相当強い衝撃

実は前日の夜間、高速道路を走行中に何かを踏んで「ガン」と相当強い衝撃があった。踏んでというよりも、段差を乗り越えるという表現の方が近い。ホイール歪んだのではないかと思えるほどだった。次のパーキングエリアに寄って、チェックはしたのだが夜間ということもあり不十分だったのだろう。その衝撃を感じたとき以外に、このパンクの原因が思い当たらない。

タイヤは4本ともチェックしてもらう

パドック246裏の駐車場に車を停めると、すぐにお店の方が出てきてくれた。事前連絡をしていたこともあり、早速作業に取り掛かってくれる。裏の駐車場からピットにバック入るとき、左リアの空気圧がないためだろう、左リアタイヤは滑って白煙が少し出ていた。ピットにはすでにブリジストン POTENZA S001 RFT「255/35R19 92Y」が左右共に用意してあった。思い当たる原因をあらためて説明すると、リフトアップしてくれてタイヤ4本だけでなく下回りもチェックが始まった。タイヤは回しながら水とライトを用いてしっかりとチェックしてくれる。アルミ素材のような細かい金属片が右リアにも見受けられたがこれは表面だけなので大丈夫ということがわかった。

問題の左リアの金属片はタイヤの内側まで完全に貫通

ランフラットタイヤでも修理できる場合もあるということで、左リアタイヤを外して見ると「サイド補強ゴム」がまさに限界まで役割を果たしてくれたことがわかる。こうなると交換しかない。昨年2019年5月に4本交換したときの走行距離は42,069km。2019年4月現在の走行距離は56,059kmなので、交換後13,990kmの走行距離となる。リア左右共に交換するのが理想なのだが、交換から約一年なので右リアと新品タイヤの溝深さを計測してもらい回転差などを考慮した判断を委ねることとした。普段の運転が幸いしたのか、左リアだけの交換で大丈夫ということになった。

ランフラットタイヤの「サイド補強ゴム」

交換はいつものように非常に手際よく、タイヤ館ならではのタイヤに振動を与えながらナットを締め付ける「センターフィット」で正確にタイヤの中心に車軸を装着もしてもらった。その間に、あらためてパンクしたタイヤを観察してみた。内側の補強ゴムがしっかりと「空気圧ゼロ」のタイヤを支えていたことがわかる。

ランフラットタイヤで救われた

繰り返しになるが、ランフラットタイヤでなかったら立ち往生することになった。それよりも、高速道路でなくとも一般道でもパンクしてすぐに止まれればいいが、そうできなかった場合は危険だし、日中ならまだいいが夜間や天候が悪いときなども想像するとなおさらだ。ランフラットを過信しすぎるのも良くないが、ランフラットタイヤを装着することで危険回避ができることがあることを経験した。ランフラットタイヤを装着するにはホイールもランフラットタイヤ用である必要がある。いち早く導入をしたBMWに感謝である。ALPINA B3S(E46)にも考えてみようかなあ。