山梨県 昇仙峡へドライブ ALPINA B3S E46



12月に入ってだいぶ寒くなってきたが天気はとてもよく、B3Sでドライブがしたい。目的地は特に決めないが中央自動車道方面に出かけることにした。今回は、山梨県 昇仙峡へ秋から冬に変わりゆく季節のドライブを楽しんだ。

中央自動車道は帰りに渋滞が嫌で敬遠しがち

中央自動車道はアップダウン(勾配)やカーブが多い高速道路。さらに、まあまあトンネルもあるので時間帯にもよるのだろうが、渋滞に巻き込まれたことが多い。都内に入ってからの渋滞も嫌で、八王子JCTから首都圏中央連絡自動車道に乗り換えて、関越自動車道(鶴ヶ島JCT)や東北自動車道(久喜白岡JCT)に相当な遠回りにはなるが迂回したこともある。渋滞が好きな人はいないだろうが、人よりも増して渋滞が嫌いだ。なので、中央自動車道は敬遠しがちなところがある。

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見てみたいところはあるが、行ったことがないところが多い

山梨県にも「見てみたい、行ってみたいところ」で、まだ実行に移せていないところが多い。うーん、どうしようかなあと考えていても仕方がないので、甲府方面に行こうと中央自動車道にALPINA B3Sで向かうことにした。

談合坂サービスエリアに向かう

B3Sで中央自動車道を走行。相模湖ICあたり下り2車線の左車線から右車線に車線変更する車が目立つ。どんどん前が空いて行くと、自衛隊の車列が移動中だ。追い越しながら見ると、車種も色々。談合坂SAに立ち寄り休憩。気持ちのいい青空だ。甲府昭和ICで中央自動車道を降りようと決めた。談合坂SAでご飯食べようかと思ったが、せっかくなので、高速を降りてほうとうでも食べようと思う。

昇仙峡って行ったことないなあ

甲府昭和ICで中央自動車道を降り、走っていると標識に「昇仙峡」の文字が見える。そういえば、昇仙峡にも行ったことがない。それでは行ってみようと、カーナビタイムの目的地に昇仙峡をセットする。昇仙峡で検索すると「御岳 昇仙峡」と「昇仙峡 ロープウェイ」が出てくる。よくわからないので、「御岳 昇仙峡」でセット。

山梨県道7号甲府昇仙峡線(グリーンライン)

写真は山梨県道7号甲府昇仙峡線(グリーンライン)の途中。甲府昭和ICから昇仙峡への道は、そんなに時間がかからずに傾斜のある道路となった。景色も進むにつれ、切り立った山肌が見えるようになる。道路の舗装は特段ボコボコというかツギハギがあるわけでもなく走りやすい。行った日は、時間帯にもよるのだろうがほぼ貸し切り状態。まさに、ドライブが楽しめた。途中写真を撮ろうと15時ごろ車を降りたら寒い。もしかしたら、朝晩は路面凍結しているのかもしれないと思った。この道路のことを後で調べてみると、1997年まで「御岳昇仙峡有料道路」として有料区間道路だったことと、野生の熊や猪が今も生息していて熊の目撃が報告されているという。こうした山間部に道路を整備してくれた方々に感謝。

昇仙峡にてほうとうとイワナ塩焼き

流石にお腹も減ったので、入ったお店は「樹光庵」。注文したのは「ほうとう」と「岩魚の塩焼き」。先に出てきたのは立派なイワナの塩焼きで、ふっくらと焼き上がっていた。そのままでも美味しいが、柚子胡椒で食べるとこれまた美味しい。そうしていると、ほうとうが出てきた。最初から味噌で煮込んであるのかと思っていたら、別に添えられてきた。味噌を入れずにそのままで一口食べた。このままでも美味しいが、やはり味噌を入れて食べたい。別にお椀をもらえるので、好きな加減で味噌を入れて美味しくいただいた。体もポカポカと暖まる。お店には渓流沿いにも席があり、冬でなければこちらの席で食べただろう。お店の方に、滝への行き方を教えてもらい出発。

仙娥滝(せんがたき)

てっきりこの滝のことを昇仙峡というものだと思っていた。よく考えれば、「峡」なので山あいなどの地形。子供のころテレビ「西部警察」でこの滝ツボで渡哲也さんが犯人と格闘するシーンがあった。今なら、撮影許可は下りない気がする。周りが高く切り立った岩なので、音が反響して仙娥滝と反対側の岩の中から滝音が聞こえる錯覚に陥る場所があり面白い。今度くるときは、下から滝に向かって歩いてみたい。途中「昇仙峡 八珠願い」や水晶やおみやげ屋さんがある。この日は16時を過ぎると店じまいをしているところもあった。

山梨県道27号韮崎昇仙峡線(昇仙峡ライン)

中央自動車道の渋滞があるかもしれないので、カーナビタイムで帰路を検索。中央自動車道に韮崎ICから乗るルート。来た道を引き返すのかと思ったら、違うルートなので楽しい。仙娥滝を見るために樹光庵のご主人から教えてもらった、「影絵の森美術館」駐車場でB3Sのエンジンをかけ出発。山梨県道7号線をしばらく走ると「昇仙峡ライン」の標識が目に入る。それを機械に、道がかなり急勾配になり、キツめのカーブが連続する。基本2速での走行。途中でどこか写真スポットないかなあと思ったのだが、なかなかないので諦めた。googleマップでみてもわかるのだが、途中からはカーブがなくなる。これは下りで、勾配もそこそこある。エンジンブレーキはこういうときにありがたい。昇仙峡へまたくるときは、行き帰り共に同じ、もしくは行き帰り逆ルートを通ってもいいかなと思った。

中央自動車道 帰りも渋滞もなく

韮崎ICから中央自動車道に乗ってすぐ、前方に富士山が見える。「双葉SA」の標識が見えたので立ち寄る。「富士山が見えるスポット」と案内板があったので、サービスエリア店内を抜けて行って見る。日がだいぶ落ちていたが、やはり富士山は美しい。

サービスエリア店内に戻り、カーナビタイムでもう一度ルート確認すると渋滞はなさそうな気配。小仏トンネルあたりも大丈夫そうだ。気をよくしてというわけではないが、お土産を買って自宅に戻る。

なかなか楽しいドライブだった。昇仙峡あたりはまた季節を変えて行ってみたいと思う。